スティラコサウルス
Styracosaurus
図鑑 / 恐竜のしっぽ
図鑑 / 恐竜のしっぽ
スティラコサウルスとは
学名(属名) | Styracosaurus |
名前の意味 | とげのあるトカゲ styrako(棘)[ギリシャ語]-saurus(トカゲ)[ギリシャ語] |
分類 | 鳥盤目・周飾頭類 (周飾頭亜目・角竜下目) |
全長 | 約5.5m |
食性 | 植物食 |
生息時期 | 白亜紀後期 |
下分類・種名 | Styracosaurus albertensis |
論文記載年 | 1913 |
記載論文 | A new genus and species from the Belly River Formation of Alberta. Ottawa Naturalist. by Lawrence M. Lambe. 1913. |
特徴
スティラコサウルスは全長約5.5m、体重3t(3000kg)と推定されています。
白亜紀後期の北米に生息したケラトプス類としては小型ですが、頭部にはかなり派手な角が生えていました。
スティラコサウルスのフリル後方から6本の長いとげが伸びており、角竜の中でも派手なフリルをしています。軽量化のために、フリルには大きな穴が空いていました。
成長段階の違う複数の保存状態のよい全身骨格、頭骨の化石が発掘されており、成長によって頭骨のトゲが長くなっていく様子がわかっています。 大きく派手な形状のフリルは、体温調節をするための熱交換器ラジエータの役目を果たした可能性や、性的なアピールのためのものとする説が提唱されています。
初めての論文記載
カナダ・アルバータ州で発見された角竜は、1913年ローレンス・ランベLawrence Lambeによって"スティラコサウルス(Styracosaurus)"と命名されました。
その後1935年にカナダRoyal Ontario博物館によって本格的な発掘再調査が行われ、下顎を含む多くの骨格化石を発掘、スティラコサウルスが全長5.5メートルほどの大きさであったことがわかりました。