2011年の恐竜ニュース

最初期の肉食恐竜エオドロマエウスを発見 アルゼンチン
2011-01-22
2億3000万年前のアルゼンチンの地層から、新種の肉食恐竜の化石が発見されました。

見つかった化石は3体分で、ほぼ全身の化石が発掘されています。
全長は約1.3メートル。2足歩行をしていました。
前肢の指が長く、骨盤の恥骨が発達しています。
獣脚類とみられるこの恐竜は、「初期の走者」という意味の"エオドロマエウス(Eodromaeus murphi)"と名付けられました。
さらに、同時期に生息し最古の恐竜の一種として知られているエオラプトルの化石と比較したところ、 「姿は似ているものの、歯や下あごの形が異なっており、今まで"獣脚類"とされてきたエオラプトルを、"竜脚形類"に分類し直す必要がある」と発表しました。
恐竜発祥の初期の段階において、獣脚類(ティラノサウルスやアロサウルスの祖先)と竜脚形類(ディプロドクスやブラキオサウルスの祖先)は かなり似ていたことになります。
前足指1本の恐竜を発見、中国 内モンゴル
2011-01-31
白亜紀後期の中国・内モンゴル自治区の地層から、前足の指が1本しかない新種の肉食恐竜の化石が発見されました。
他の指が極端に小さい1本指に見える恐竜は今までも発見されていましたが、
完全に1本指の恐竜が見つかったのは、初めてのことです。
体長はオウムほどの大きさしかなく、2足歩行をしていました。
獣脚類に分類されています。
"リンヘニクス・モノダクティルス(Linhenykus monodactylus)"と名付けられました。
「この指は、土を掘ってシロアリの巣を探るために使われた可能性が高い」と説明されています。
「進化に伴って、指の数が減っていった」とする説が有力視されていますが、分析の結果、リンヘニクスは3本指の獣脚類よりも原始的な位置に属すると考えられるそうです。 指の数の減少は、単純な"順序"の進化ではなかったようです。
イグアノドン類の下あご化石を発見、 福井
2011-04-25
福井県勝山市の白亜紀前期(約1億2000万年前)の地層から、イグアノドン類の下あごの化石が発見されました。
見つかったのは、下あごの左右一対で、15本の歯が残っていました。
同じ地層から、フクイサウルスと命名されているイグアノドン類が発掘されていますが、フクイサウルスに比べて、あごの形状が細くて、直線的だそうです。
そのため、「新種の可能性も高い」としています。