アーケオルニトミムス
Archaeornithomimus
図鑑 / 恐竜のしっぽ
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アーケオルニトミムスとは
学名(属名) | Archaeornithomimus |
名前の意味 | 古代の鳥もどき archaio(古代の)[ギリシャ語]-ornitho(鳥)[ギリシャ語]-mīmos(もどき)[ギリシャ語] |
分類 | 竜盤目・獣脚類 (獣脚亜目・コエルロサウルス類) |
全長 | 約3m |
食性 | 雑食 |
生息時期 | 白亜紀後期 |
下分類・種名 | Archaeornithomimus asiaticus |
論文記載年 | 1972 |
属名の記載論文 | Ostrich dinosaurs from the Late Cretaceous of Western Canada. Canadian Journal of Earth Sciences 9. by Dale Russell A. 1972. |
特徴
アーケオルニトミムを含むオルニトミムス科の恐竜は、大きな目、長い首と足を持ち、体は細くできているのが特徴です。
ダチョウ型恐竜と呼ばれ、足が速かったようです。
体長約3m、体重は50kgほどと推定されています。歯はなく、小型の爬虫類や昆虫、卵、木の実などの植物を食べる雑食性の恐竜でした。
論文記載
1923年に内モンゴル地区で発見された化石は、1933年アメリカの古生物学者チャールズ・ホイットニー・ギルモア(Charles Whitney Gilmore)によってオルニトミムスの新種Ornithomimus asiaticusのものと記載されます。
その39年後、1972年にデール・ラッセル(Dale Russell)によって新属アーケオルニトミムスが記載され、同種はそこに再分類されました。
アーケオルニトミムスArchaeornithomimusの属名の意味は「古代の(Archae)+鳥もどき(ornithomimus)」です。
1900年代前半、オルニトミムス科(Ornithomimidae)に属する恐竜の分類は非常に難しく、混乱があったようです。 オルニトミムス科自体も1890年にはメガロサウルス下目に分類されていましたが、獣脚類の多様性がしだいに明らかになり、1976年コエルロサウルス下目に再分類されることになりました。