2009年の恐竜ニュース
カナダで全長50cmの小型肉食恐竜を確認
2009-03-31
カナダのアルバータ州で見つかった化石が、体重2kgの小型肉食恐竜のものであることが分かりました。
約7500万年前(白亜紀後期)に生息していたこの恐竜は、森林や湿地を2本足で駆け回り、昆虫や小型の哺乳類を食べていたようです。
1982年に発掘された当初はその大きさから「子供の恐竜」と考えられていましたが、 今回骨盤の状態を調査して「全長50cmの小型肉食恐竜(の成体)」であることが分かりました。
この恐竜は"ヘスペロニクス(Hesperonychus)"と名づけられました。
中国で新種の羽毛恐竜ティアニュロング 鳥盤目では初めて
2009-03-31
カナダのアルバータ州で見つかった化石が、体重2kgの小型肉食恐竜のものであることが分かりました。
約7500万年前(白亜紀後期)に生息していたこの恐竜は、森林や湿地を2本足で駆け回り、昆虫や小型の哺乳類を食べていたようです。
1982年に発掘された当初はその大きさから「子供の恐竜」と考えられていましたが、 今回骨盤の状態を調査して「全長50cmの小型肉食恐竜(の成体)」であることが分かりました。
この恐竜は"ヘスペロニクス(Hesperonychus)"と名づけられました。
小さなティラノサウルスの祖先を発見 ラプトレックス 中国・白亜紀前期
2009-09-20
中国北東部の白亜紀前期(約1億2500万年前)の地層から、全長約3メートル 推定体重約65kgの新種恐竜が発見されました。
白亜紀後期(約6500万年前)のティラノサウルス(全長13m、推定体重5-6t)よりもかなり小型ですが、"鋭い歯"と"短い前足""強力なアゴ"など「暴君」ティラノサウルスの特徴を十分に備えています。
この新種の恐竜には"ラプトレックス (略奪王)"と名付けられました。
ティラノサウルスの祖先と見られており、「ティラノサウルスの仲間が大型化する前に既に、短い前足や強力なアゴを備えていたこと」が分かりました。
始祖鳥よりも古い羽毛恐竜の化石 中国・ジュラ紀後期
2009-09-29
中国北東部のジュラ紀後期(約1億6100万年-1億5100万年前)の地層から、前後の脚に長い風切り羽を持つ小型恐竜の化石が発見されました。
現時点で見つかっている羽毛恐竜の全身骨格としては最古のものです。全長約50cm、獣脚類トロオドンの仲間と見られています。
現在、恐竜は直接的な鳥の祖先と考えられています。
最初期の鳥「始祖鳥」はジュラ紀後期(1億5100万年前)に生息していましたが、羽毛恐竜はそれよりも新しい白亜紀前期以降の地層でしか見つかっていませんでした。
そのため、[恐竜から鳥へ]の進化の過程が不明のままでした。
今回「始祖鳥よりも古い地層で羽毛恐竜が発掘」されたことで、進化の過程を説明する重要な発見となりました。